たんぺんメイキング拾い

Webで見られる短編アニメーションのメイキングを拾い集めています。

チェコ

『ぼくらと遊ぼう!』(帽子の話)/フジェチスラフ・ポヤル

// // 『ぼくらと遊ぼう!』(帽子の話)/フジェチスラフ・ポヤル/チェコ/1966 以前にも紹介した、 自由自在に変身(変形?)する、クマの兄弟が活躍する『ぼくらと遊ぼう!』シリーズ。 今回は、大きいクマの帽子の中から出てきた卵から、帽子が生ま…

『雪だるま』ヘルミーナ・ティールロヴァー

// // 『雪だるま』ヘルミーナ・ティールロヴァー/チェコ/1966 Sněhulák (Hermína Týrlová) 雪の世界を毛糸を用いて描いているユニークな作品。 雪の結晶や澄んだ氷を思い起こさせるような音の演出も魅力的。 何より雪だるまの紳士的な振る舞いがチャーミ…

『電子頭脳おばあさん』イジー・トルンカ

// // 『電子頭脳おばあさん』イジー・トルンカ/チェコ/1962 Cybernetic Granma (Jiri Trnka) 無機質でメタリックな空間、 流線型の不思議な形の道や建物、 透明カプセルでの移動、 機械脳との会話、 太陽が全く感じられない(曇り?室内?)空間であ…

『飲みすぎた一杯』ブジェチフラス・ポヤル

// // 『飲みすぎた一杯』ブジェチフラス・ポヤル/チェコ/1958 僕らと遊ぼう!のポヤルの作った大人のアニメーション。 ライダー青年の悲しい結末。 タイトルの通り、酔っ払いの話。 バイクの疾走感と、酔っ払いのよろめきが同居している後半戦が見もの。 …

『クリスマスの夢』カレル・ゼマン

// // 『クリスマスの夢』カレル・ゼマン/チェコ/1946 A Cristmas Dream (Karel Zeman) クリスマスプレゼントに新しい人形をもらった女の子は、 古くなった人形を放り投げて大喜び。 投げ出された古い人形は立ち上がり、彼女にアピールを始める。 踊るよう…

『地下室の怪』ヤン・シュヴァンクマイエル

// // 『地下室の怪』ヤン・シュヴァンクマイエル/チェコ/1982 Down to the Cellar(Jan Svankmajer) ぱきっとした明暗、白いニットの女の子、魔女のようなおばあさん、 黒猫の光る目、伸びる影、転がるジャガイモ、暗闇の石炭、 ひとけのない地下室には…

『失われた手袋の世界』 イジー・バルタ

// // 『失われた手袋の世界』(1/2 & 2/2) イジー・バルタ/チェコ/1982年 The Vanished World of Gloves (Jirí Barta) 人類の文明の比喩で皮肉でコメディでパロディ。 発掘された手袋と記録フィルム。 偶然掘り起こしてしまった作業員の男。 映し出され…

『ぼくらと遊ぼう!』(出会いの話)ブジェチスラフ・ポヤル

// // 『ぼくらと遊ぼう!シリーズ』(出会いの話)ブジェチスラフ・ポヤル/チェコ/1965 とぼけたくまの兄と、悪戯好きの調子のいい弟くまの楽しいお話。 手や足が急に伸びたり、何にでも変身できるくまの兄弟が愉快痛快。 意外なものにまで変身し、ころこ…

『本棚の世界』ガリク・セコ

// // 『本棚の世界』ガリク・セコ/チェコ/1982年 Ex Libris (Garik Seko) すごくバカバカしくも見えて笑っちゃうのだが、ふと我に返ってハッとする。 これは本を擬人化して描いた人間の生態。 哲学書、図鑑、小説、写真集、辞書、厚い本、薄い本、大型本…

『結んだハンカチ』  ヘルミーナ・ティールロヴァー

// // 『結んだハンカチ』ヘルミーナ・ティールロヴァー/チェコ/1958年 Uzel na kapesníku (Hermína Týrlov) チェコの女流アニメーション作家、ヘルミーナ・ティールロヴァーの代表作。 男の子がハンカチを持たずに出かけてしまい、ハンカチは慌てて追い…

『対話の可能性』 ヤン・シュヴァンクマイエル

// // 『対話の可能性』ヤン・シュヴァンクマイエル/チェコ/1982年 Dimensions of Dialogue(Jan Svankmajer) チェコの立体アニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルのおそらく一番有名な作品ではないでしょうか。 やがて全ての物はゴミとなり、…

『水玉の幻想』カレル・ゼマン

// // 『水玉の幻想』カレル・ゼマン/チェコ/1949年 Inspiración" Cortometraje de Animación con Figuras(Karel Zeman) 雨粒から広がる空想の世界。 ガラスを使った珍しいアニメーション。 形違いのガラス人形を置き換えて撮影している。 水面を軽やか…

『手』イジー・トルンカ

// // 『手』イジー・トルンカ/チェコ/1965 The Hand (Jiří Trnka) 不思議な巨大な手に支配され翻弄される男の悲劇的な結末。 チェコの人形アニメーションの祖、イジー・トルンカの晩年の傑作。