『対話の可能性』 ヤン・シュヴァンクマイエル
『対話の可能性』ヤン・シュヴァンクマイエル/チェコ/1982年
Dimensions of Dialogue(Jan Svankmajer)
チェコの立体アニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルのおそらく一番有名な作品ではないでしょうか。
やがて全ての物はゴミとなり、朽ちて原型を失い、不気味な塊になる。
吐いては飲み、飲んでは吐き出すを繰り返す。
破壊と再生の繰り返し。凶暴さ、儚さ、不毛さ、皮肉さ。
物や食物が生ゴミ化していく塊。超リアルで精巧な粘土の塊。
不気味でリアルな音が相まって、本当に気持ち悪い。
気持ち悪さが小気味よくって、最高に面白い。
彼の作品にとって、気持ち悪い、は褒め言葉だと思います。