『Winnie-the-Pooh』フョートル・ヒートルーク
『Winnie-the-Pooh』フョートル・ヒートルーク/ロシア/1969
『Winnie-the-Pooh』このタイトルからも察しがつくかと思いますが、
そうこれはロシア版くまのプーさん。
ディズニー以外にプーさんのアニメーションがあったなんて!
プーさんと言えば
黄色くて、ぬいぐるみで、
のんびり、ほんわか、ぼんやりしていて、、、
このプーさんは、
茶色くて、タヌキみたいで、
ぼんやりしているかもしれないけど、ちょっと強引で、おじさんっぽくて、、、
見た目からキャラクターから、まるで違うこのプーさんに目から鱗。
パステル画のような柔らかいタッチの綺麗な色の背景の前で、
ずんぐりむっくりしたタヌキ型プーさんが
変な鼻歌を歌いながらピョコピョコ歩くもんだから、
逆に可愛いやら、おかしいやら。
この時点でもう、ロシア版プーさんの虜。
ディズニーが長年描き続けてきた
ほんわかプーさんのイメージが一瞬にして覆り、
これはこれでアリだな、と思わず顔がほころぶ。
ウォルト・ディズニーもこのプーさんを認めていたとか。
ロシア語の発音のイメージなのでしょうか、
舌をまいたり、語尾のピシャッと言い切る感じとか、
口調が妙に強く感じる。
江戸っ子なまりに近いとでも言いましょうか、
「てやんでい、ばーろー」のような、
ちょっと怒ってるようにも聞こえたり。(気が短そう)
完全に私の個人的な印象だけれども。
こんな短気そうな鼻歌、初めて聞いた!